サバイバル映画が好き。どんな苦難に立たされても生きようとする人たちの姿を観るのが好き。
飛行機の墜落から始まるこのサバイバル映画、狼の描写と言い雪山を歩く姿といいどの場面も見応えがある。うっかりしてると狼に食われるという世界。難病でみんなに看取られながら死ぬとかじゃなくて死体も引きずられてまるまる食べられてしまう。何かと神がどうのこうのというセリフがでてきますが、死を目の当たりにして、『死んでしまえばそこで終わり』だってことを目の当たりにする。神様がなんとかしてくれるんじゃなくて、自分でなんとかするしかない。こういうセリフが出てくる映画はいいですね。死んだら終わりなんですよ。
リーアム・ニーソン初め出てくる登場人物の人生がみんなある程度辛いものなのもいい。何も遭難なんかしなくても私たちは格差社会とかそういうサバイバルを歩んでいるこの『遭難なんかしなくても辛い人生を歩んできた人たち』って部分を強調すればサバイバル映画としてもっと感動が生まれたんじゃないかなと思います。