1986年、ルトガー・ハウアー主演のアクション作品
『ブレードランナー』のレプリカント:ロイ役でブレイクし、その後『ヒッチャー』でヒッチハイク殺人鬼をクールに演じていたのが印象的。
『ヒッチャー』と同年に製作された本作は、ルトガー・ハウアーにとってメジャーでは唯一の主演と言っても良いだろう。
都会のバウンティーハンターをクールに演じる彼は、当初はレプリカントのロイとダブって見えていたが、今見るとカッコ良いだけでなく自然でルトガー・ハウアーの個性が光るものだった様に思う。
ストーリーは国際テロの首謀者をCIAの元同僚から仕留めるよう依頼されるというもので、9.11以降あまり作られない自爆テロを扱ったものではあるが、映画の規模的には小さく纏まった印象。
これを好んで見る人は少ないと思うが、全盛時代のルトガー・ハウアーの良さが一杯詰まった作品である事は間違いない。