みおこし

リラクタント・ドラゴン/魔法の王国 なつかしのディズニー・スタジオ探訪記のみおこしのレビュー・感想・評価

3.5
Disney+は本当にマニアックな作品をたくさん配信してくれるので楽しい!

脚本家のロバートは自分の書いた脚本をウォルト・ディズニーに売り込むべく、ロサンゼルスにあるスタジオを訪れる。スタジオでは様々な業務を担当するアニメーターたちが大忙し。ロバートはその様子を見学させてもらうことになる。

1941年公開ということで、まだ『白雪姫』『ファンタジア』『ピノキオ』というディズニー・長編アニメーション史上最初期の作品しか封切られていなかった時期。そんな黄金期のスタジオの裏側に迫った半ドキュメンタリー作品ということで、大変貴重なアーカイヴになっています。原題にもなっている『おちゃめなドラゴン』ほか、いくつかの短編もアニメーションもと登場するのですが、ほとんどが実写パート。セル画の制作から色付け、効果音を充てるところまで細かく制作工程を見せてくれて今の私たちが観ても思わずわくわく!特に声を充てるシーンでは、オリジナルのドナルドダック役のクラレンス・ナッシュが登場したり、『ダンボ』に登場する前の機関車ケイシー・ジュニアが出てきたりとディズニー・ファンにはたまらない描写の連続でした。

『シェーン』でおなじみのアラン・ラッドがブレイク前にひそかに出演していたのが一番の驚き!
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