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扉をたたく人のtotomのネタバレレビュー・内容・結末

扉をたたく人(2007年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

【ストーリー】コネチカット州で大学教授をしている62歳のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は妻に先立たれ、どこか心を閉ざしていた。ある時、学会のためにニューヨークへ出張し、滞在のために別宅のアパートを訪れるが、そこには見知らぬ外国人のカップルがいた。二人はジャンベ奏者のシリア系男性タレク(ハーズ・スレイマン)と、アクセサリーを作って売るセネガル系女性のゼイナブ(ダナイ・グリラ)といい、詐欺にあってウォルターの家を貸されたのだった。やむを得ず共同生活を始めた彼らだったが、陽気なタレクはウォルターにジャンベの演奏法を教え、ストリートセッションに誘った。初めての体験に充実感を覚えるウォルター。しかし、その帰り際、タレクは地下鉄無賃乗車を疑われて逮捕され、不法滞在の身を暴かれ収監されてしまう。何とかして彼を釈放させようと奔走するウォルターの前に、タレクの母であるモーナ(ヒアム・アッバス)が現われる。ウォルターとモーナは徐々に心を通わせていくが、ある日タレクが強制送還されてしまう。息子のため帰国を決意したモーナはウォルターと別れる。彼女が飛びたった後、ウォルターは一人地下鉄のホームでジャンベを演奏するのだった。
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