扉をたたく人の作品情報・感想・評価

「扉をたたく人」に投稿された感想・評価

Franrose

Franroseの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

丁寧に作られている作品だと
思いました。

予告編観てすごく興味が
あったんですが、なんとなく
結末が予想されてみたくも
ありそうでもなしみたいな
状況でした。でもやはり
ストーリーの細かいディテイルや
出演者の演技を全て観ていくと
想像していた以上の点がとても
沢山ありました。
とても丁寧に作られている作品
だと思います。
良い映画でした。

観ていたらいろいろな事が
わかってきます。
どうにもならないことも含めて。。。。
最後がやりきれない。大人の判断
でしょう。
主人公だからこそ彼女を追わなかった。まだまだ熟年世代の私だったら
と思いつつ、冷静に考える
と言葉も宗教も異なる国に簡単に
おいそれとはいけないですね。。。

最後に地下鉄で演奏している主人公。
いつか公園やライブハウスでも
演奏しているようになったら
素敵だなあ。なんて思いました。
ちょっと服装を変えてみて。
緑雨

緑雨の感想・評価

4.5
リチャード・ジェンキンズが素晴らしい。無表情を保ちながら、手で身体で、微かなリズムを刻む繊細な身ごなし。心閉ざした気難しそうな面持ちの陰で、シャイな人の好さと熱情を絶妙のバランスで見え隠れさせる。

それが、ラスト、心揺さぶる熱情的な演奏に結実する。

ジェンキンス以外にも、無名揃いながらもキャスティングとキャラクタ造形が完璧。すぐに打ち解けるタレク(ハーズ・スレイマン)、なかなか距離を縮められないゼイナブ(ダナイ・グリラ)、というバランスも巧い。そして、ヒアム・アッバス演じるタレクの母。意表を突く美しさと淑やかさ。ジェンキンスとのほのかなロマンスもグッとくる。

演出もいちいち好ましい。例えばカッティングによる省略の手法。泊っていけとの申し出を断るタレク、カットが切り替わると部屋に戻り食事をしている。店番がいなくなるわ、と困るゼイナブ、カットが切り替わるとウォルターが店番をしている。温かみのあるユーモア。
ジャンベを通して心を通わせていく🪘🪘🪘

おじさんとジャンベの不釣り合いな感じがなんともいえなくてイイ👍🏻🪘

人の優しさを感じられる作品かな🎥

黒人の娘がおしゃれ👍🏻
Satsu

Satsuの感想・評価

4.5
リチャードジェンキンスが素晴らし過ぎる。感情を捨てて生きてきた主人公が、タレクを心配して声を荒げるシーンは鳥肌もの!
ジャンベを叩く最後のシーンは圧巻の一言!
身に纏う空気、雰囲気から演じる素晴らしい演技。
mii

miiの感想・評価

4.0
9.11以降、移民希望者や不法滞在者に対して厳しい措置をとるようになったニューヨークを舞台に、孤独な初老の大学教授と移民青年の心の交流を描く。人間関係を丹念に描いた心揺さぶる展開と、現代社会を反映した考えさせられるラストに注目。
ポチ

ポチの感想・評価

3.9
人の論文でNYに帰ることに……
久しぶりに帰って来た家には、なんと別のカップルが住んでいたヽ(`Д´)ノ

普通なら通報するし、早く家から追い払いたい気持ちになるだろう……
だけど、彼は2人を受け入れた✩.*˚
国籍も違うし、何も知らない2人を……

妻を亡くして、何処か寂しかったのかもしれない‪ ᵕ ᵕ̩̩
心優しい彼は、音楽がキッカケに打ち解けて大事な繋がりが出来る✨
楽しくて幸せな友情が…理不尽な逮捕で奪われる💦

不法滞在が良くないことはわかる……
だけど、このやり方は辛い(´・・`)💦
彼が誰に対しても、分け隔てなく優しく紳士的だからこその関係がとても心地よかった‪𓂃 𓈒𓏸◌‬

このレビューはネタバレを含みます

 妻に先立たれ、生きる気力を失いかけていた初老の大学教授と、移民のカップルとの交流を描いたヒューマンドラマ。
 これはものすごくいい映画。ちょっと悲しい話でもあるけど、観て損はしないはず。
 いつかきっとタレクと再会して、ジャンベを一緒に演奏してほしい。そう願わずにはいられないラスト。
珍しく邦題が良い
リチャードジェンキンスの演技を
見ているだけでとても良かった
長年の名バイプレーヤーが主演男優賞に
ノミネートされた授賞式もとても良かった
記録。
ジャンベのリズムが凍った心を溶かしてく。切ない友情と愛の物語。

名バイプレイヤー、リチャード・ジェンキンスの初主演作。「ミルク」のショーン・ペンとアカデミー主演男優賞を競ったのも納得の名演を見せてくれる。

人物描写の緻密さに裏付けられるリアリティが凄まじい。デフォルメの抑えられた登場人物たちの関係性は、ムズムズしたりニヤニヤしたりと、観てるこちらの感情を大いに刺激してくる。

移民に関するアクシデント。
911前後でガラリと様相が変わったと言及される、難しい問題。何も悪いことはしていない。が、センシティブにならざるを得ない社会の事情も痛いほど分かる。

やり場のない思い。
ウォルターはこれからも思いと共にジャンベを叩き続けるのだろう。
ルネ

ルネの感想・評価

5.0
心を閉ざし死んだような日々を送っていた大学教授が、シリア人とセネガル人のカップルと出会う物語。

少しづつ変わっていく大学教授がとてもいい。いくつになっても、新しい事に夢中になれるって素敵だと思う。しかもジャンベなところがまたいい。

移民問題やお互いに傷を負った2人の交流など、見所は沢山ある。静かな作品だけど、心に響くものがあった。

作中に出てくるフェラ・クティのアルバム(CD)を早速手に入れて聴いてますが、グルーヴがあって心地いいです。
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