スーパーエイプマン

ザ・シークレット・サービスのスーパーエイプマンのレビュー・感想・評価

3.5
『許されざる者』の後に撮られたイーストウッド主演作。
80年代〜90年代アメリカ映画によくある間伸びした感覚はある。が、イーストウッドのカッコいい佇まいはその余剰さを心地良くさせるものがある。マルコヴィッチとの電話越しの対話はあくまでシンプルな切り返しの積み重ねだが、脚本のうまさもあって引き込まれてしまった。
「何も出来なかった自分が時を経て、あの時すべきだったことをする」映画はやはり泣いてしまう。時間を超えたアクションの反復、これこそが映画である。