同時に死んでしまった四人がある男の子にとりつく事になるんだが、なぜそうなったか分からず無為に30年過ごすのである。普通、もっと利用しようとしないのか？と思うがお人好しの四人だから仕方ない。そんな所も好きだよ。
というわけで本題に入るまでに一ドラマあったりするが、その30年が後に効いてくるという構成。主人公であるトーマスの登場もなかなか遅い。
そして一人一人のやり残しを解決していくという話。地味なんだが、小さいスペクタクルがあったり、感動話があったりするので、退屈しない。警官のエピソードはかなりグッと来た。
完全にとばっちりなトーマスは嫌々協力するが、なんだかんだピュアでイイヤツだし、ちゃんと成長する。
観る人を選ばない毒っ気のないドラマだが、90年代らしい味わいたっぷり。センスも良い。
キーラ・セジウィックの笑顔も素敵だった。
