kaitomoさんの映画レビュー・感想・評価

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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.4

めっちゃ面白いわけじゃないのに、大好きな一本。スター桐島の不在でてんやわんやする人しない人の群像劇。
神木くんのオタクっぽい振る舞いが絶妙すぎる。
周りから馬鹿にされてても、ぶれない軸を持ってるヤツが
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ブラックベリー(2023年製作の映画)

3.8

日本ではそんなに普及しなかったが、当時の洋画ではみんなBlackBerry使ってた気がする。
キレまくるおっさんが活躍する映画は面白い。楽しく仕事したいオタク達と、稼ぐことに命がけのビジネスマンの対比
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.3

温かみのある絵柄が良い。孤独な犬が友達ロボットを買ったが、ひょんなことから離れ離れになってしまう話。
ロボットに説明なく感情があって、自主的に動けるの脅威(ここまで高度だと人権があってもおかしくないが
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国宝(2025年製作の映画)

2.8

うーん、長かった…。
普段混むことがない映画館も満席にする勢いがあり、絶賛の嵐の一本だが、私の好みとは遠い位置にある作品だった。
主演の二人は相当稽古したんだろうな、という凄味は確かにあったが、かなり
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悪い夏(2025年製作の映画)

3.8

生活保護のケースワーカーが主人公。
ゲスな同僚の不正から始まり、嫌なことばかり起こる。
河合優実は、また幸の薄い役。ピストルさんは憎めない。
窪田君は清々しいくらいにカラッとしたヤバイ奴。体のキレが良
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.0

何年も前に謎の廃墟で失踪した弟を探す話。怖そうな雰囲気が良くて、最後まで派手な仕掛けはないが、案外観れる。
終盤は少し盛り上がりそうだったが、ほとんどの謎は謎のままだし、流石にちょっと地味すぎるなぁ。

新幹線大爆破(2025年製作の映画)

3.9

日本人はもっと危機に鈍感で、こんなに分かりやすくパニックにならなさそう。
シナリオや人物描写は微妙ではあるが、映像の迫力と緊迫感があるし、役者も良いし、しっかりパニック映画として面白い。役に合ってると
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見える子ちゃん(2025年製作の映画)

4.3

もっとコミカルなのかと思いきや、本気でゾクッとできるホラー。急に霊が見えるようになったことを誰にも言えない、孤独なみこちゃんがなかなか可哀想。幽霊が絶妙なボヤけ加減で、はめ込んだような合成感があるが案>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

4.1

全編アクションもりもり。手を変え品を変えバリエーションが豊かすぎて凄い。複数ある乱闘シーンの面白さは勿論、有名な時計台からの落下シーンもえげつないし、チャリで逃げるシーンもそんな逃げ方あんのかよ、と驚>>続きを読む

ドールハウス(2025年製作の映画)

4.3

怪談としては、ど定番で古典的な「人形怖い」系だが、これが滅法怖い。
オープニングの悲惨な事故を、映像で映さず、悲鳴だけでゾッとさせる長澤まさみもすごかった。
そこからのストーリーも丁寧ながら、テンポは
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.0

美に執着する女が、怪しげな薬を使ってとんでもないことになる、残酷で醜悪で悲しい話。ただ、その表現がかなりぶっ飛んでる。グロテスク表現もなかなかだが、重低音にあわせた目まぐるしい映像もなかなかにスタイリ>>続きを読む

六人の嘘つきな大学生(2024年製作の映画)

3.0

原作は面白かったが、あまり覚えてなくって、こんなんだったっけ?と、簡単に読み返したら大事なところが結構改悪されている。
まず、見た目の地味さをカバーするかのような演劇風のオーバーな演技がキツイ。すぐ声
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

3.3

若手実力派幸薄女優の二人の熱量が凄くて、そこが見どころ。年齢はちょっと混乱するが、実際結構離れてるよね。
音の使い方が特徴的で良い。初恋クレイジーがピックアップも嬉しい。小西(萩原利久)早よ聞けや。
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.8

ちょい長いが謎だらけのストーリーが面白い。ドビーは自傷行為が怖いのでやめさせたほうが良い。みんな1年ほどで随分大きくなったね。
ポンコツ教師が入ってくるのに、生徒は全然守られない学校。脅しに簡単に屈す
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

テンポ良く色々な事が起こって楽しい第一作目。ハーマイオニーとマルフォイが可愛い。1作目とは言えボスが弱すぎるのと、グリフィンドールびいきが酷すぎるのが玉に瑕。ハッフルパフに光を!
♯2回目

ゴーストキラー(2024年製作の映画)

3.5

ベイビーわるきゅーれのファンとしては抑えておこうと思い楽しみにして観たが、超えては来なかったし、この作品ならではの物もあまり感じなかった。
髙石あかりをキャスティングするということは、伊澤彩織抜きで彼
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ラストキング・オブ・スコットランド(2006年製作の映画)

4.2

軽い気持ちでウガンダに行った青年医師が、ヤバイ大統領に気に入られて大変な事になる。主人公のマカヴォイがなかなか個性的で、若さ故の無鉄砲さと抜群のコミュ力と女癖の悪さがたたって、ドン詰まっていく様が非常>>続きを読む

片思い世界(2025年製作の映画)

3.7

恋愛モノかと思わせるタイトルだが、実際はそうでもなく、色んなジャンルがごちゃっと入ってる変わった作品。
作品の質を確実に上げる日本が誇る若手トップ女優3名が主演なので、安定感は抜群。3人のたわいのない
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ネムルバカ(2025年製作の映画)

4.3

バンドガールと何者でもない女の子の二人ぐらし。金髪の子は大分伊澤さんに引っ張られているなぁと思ったし、出てくる人々も変人だらけだったり、テンプレっぽかったりしてイマイチ笑えないなぁとか、あんまりハマっ>>続きを読む

コープスパーティー(2015年製作の映画)

3.4

いきなり学校のシーンから始まり、お願い事をしたら、サクッと呪いの学校へ飛ばされる。ここからは、ヤベえ亡霊がうごめく阿鼻叫喚の地獄。
一部の役者の演技はなかなか酷いし、ずっと暗い学校が舞台で見づらいし、
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スマイル2(2024年製作の映画)

4.0

2時間超えでありながら、最初から最後まで手を緩めることなく、手を変え品を変え悪夢を見せてくれる本気ホラー。前作より明らかに予算も増えていて、映像表現含め、全体的にしっかりパワーアップしているのも好ポイ>>続きを読む

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.8

若き日のトランプを描いた作品。ウルフ・オブ・ウォール・ストリートっぽい雰囲気もあり、ノリ良く観られる。
存命の人物を非公認で描くという点で、どこまで偏りがあるのかは分からないが、よくいる野心家ドナルド
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死に損なった男(2024年製作の映画)

4.1

序盤はモブがいちいちギスギスした雰囲気出してくるのが少し嫌だっし、かたまりさんの舌足らずが少し気になった。しかし、娘のストーカー(元夫)を殺せと言ってくるしつこいオッサンが取り憑いてからは良い塩梅のコ>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.2

ビルを占拠したテロリストにたった一人で泥臭くズタボロになりながら立ち向かう、人を怒らせるのが得意なジョン。助けは役に立たないし、貧乏くじ引きっぱなしの彼に同情し、憧れる。
外からお話してくれるパウエル
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邪悪なるもの(2023年製作の映画)

4.1

悪魔憑きが伝染し、人は狂気に侵される。ある村で発見された悪魔憑き。「こんな田舎で?」と、彼らは言う。悪魔憑きは田舎のほうがありそうなものだが、本作では、そんなよく分からない世界観。伝染のルールも、対応>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.9

主要人物は、河合優実演じるカナと1人目の彼氏ホンダと2人目の彼氏ハヤシ。それぞれ、かなり癖があって、でもどこにでもいそうなリアルな人物像。
主人公のカナは最初は掴みどころのない空虚な人物に見えたが、生
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.8

貧しくスリで生計を立てる男が、辞書作りに出会い、文字を学び、命を懸けるまでになっていくドラマに胸が熱くなる。やはりユ・ヘジンは外さない。
前半はコミカルだが、後半はかなりシリアスで気が重くなる。
日本
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.7

素朴な子供二人の素朴な冒険(海を泳ぐのは危険すぎる)なので地味ではあるが、海・田舎の風景がとにかく美しい!
そして父ちゃん竹原ピストルがカッコええ。草薙君はほぼ出てません。

暴動島根刑務所(1975年製作の映画)

3.8

とにかく熱量が凄くて、騒々しい作品。
殺人、釘飲み、脱走、婦女暴行と本能のままに松方さんが大暴れ。なのに子供を助けたりもするのが笑える。
暴動シーンのワチャワチャは圧巻で一見の価値アリ。

Broken Rage(2024年製作の映画)

3.4

北野監督の新作は、60分で配信のみ?タイトル的にはアウトレイジ系の作品だが…。
まず前半は、シリアスに監督らしいアウトローな内容ではあるが、脚本や演技の粗さがなんとなく気になる。
後半見ると、納得。あ
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満ち足りた家族(2024年製作の映画)

3.8

二つの家族に起きた大問題。医者と弁護士で、それなりに裕福なはずなのに、どうしてこうなった…!モラルはどこだ!
最初から最後までずっと嫌な話で嫌な気分。年頃の子供がいる人にとっちゃ、もっと嫌な気分になる
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

3.2

無人島でロボットが鳥を育てる話。かなりベタで、映像表現は安定のドリームワークスだが、あまり見どころを感じなかった。
序盤のドライで弱肉強食な雰囲気は良かったが、どんどん優しい世界になっていったのが好み
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

4.3

夫の死を回避するため出会いの1日を何度も繰り返して奮闘する、バタフライ・エフェクトっぽい話。
数シーンの何気ないシーンだけで、この夫婦無理そうだなと分からせ、すぐに本筋に入る手際が良い。
今も素敵だが
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.6

あらすじ詐欺が酷い。いや、嘘はついてないが、こんなに辛い話とは誰も思わないだろう。
人の気持ちがわからないし、話してても話が通じてるか分からない女の子。感情を推し量ることも難しいし、良かれと思ったこと
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(2025年製作の映画)

3.3

妻に先立たれ、子供おらず独り暮らしする老人(あまり老人には見えないが )
の日常と不安。人から慕われ、女性が家に出入りしてたり、幸せそうには見えるが…。
「敵」の出てくるサスペンスかと思ってたら、敵は
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エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

3.8

オカルト✕法廷ミステリー。医療行為を止め、悪魔祓いに失敗した神父は裁かれるべきなのか、悪魔憑きは本当にあるのか、ということを大真面目に描く作品。
悪魔憑きが存在するかどうかより、医療行為で治せたものか
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