Chibio

山河遥かなりのChibioのネタバレレビュー・内容・結末

山河遥かなり(1947年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦後のドイツのお話し。

戦争で家族と離れひとりぼっちになってしまった子や兄弟だけになってしまった子は本当に大勢いたと思う。
亡くなってしまった子も。

生き延びられても、そこから先の支援に繋がることができた子ばかりではなかったという現実が重く悲しいです。

カレルのように家族と再会できた子は多くはなかっただろうと思う一方で、みんなにこの奇跡みたいな幸運が訪れてくれたら…と願わずにはいられないストーリーでした。

スティーブンが本当に良い人。
彼の愛情深さがカレル(ジョン)の命を救ったと思う。
友達としても養育者としても愛をもって明るく接するスティーブン。
アメリカで一緒に暮らそうなんて、かなりの覚悟と愛がないと決断できないけど、スティーブンの中では答えはこの1つしかなかったんだよね。

最後はお母さんとカレルが再開できて、スティーブンと施設長も喜んで見守ってくれていてとても嬉しい終わり方でした。
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