MasahideYoshida

博士の愛した数式のMasahideYoshidaのレビュー・感想・評価

博士の愛した数式(2005年製作の映画)
2.7
2006年公開
監督:小泉尭史
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80分しか記憶の持たない障害を持った数学者と、その家政婦の邂逅のお話。

静かな映画でしたけど、良かった。人はその人なりの話法を持って人と接する術を持っているわけで、博士の場合はそれが数なんでしょうね。数に対しての審美眼とその奥に人物性を見る目っていうのが、なんだか新鮮で面白かったです。

浅丘ルリ子のじとっとした役は、なんだか最後、いらん方向に転がっちゃったような気もするけど、それもまた人の情念ってことでしょうかね。

しかし深津絵里は、田舎の田圃道を自転車で突き進む役が多いね笑

2012年6月11日