結局信じれるのは自分だけ
目に見えてるもの聞こえてるもの与えられた環境が本物だと信じて疑わないのって怖いことなのかもしれませんね
この世界は全て人間か未知の生物かも分からない者の頭の中の空想で、全ては綿密に練られた虚構だという説を中学生くらいの時に聞いたことを思い出しました
「今触れてるものが実際に存在してるって言い切れる?どうして実在するって分かるの?」と友達に突然聞かれて物理学者じゃないので根拠なんて分からないし科学的に証明されていたとしてもそれすらも正しいのかなんて分からないという話
じゃあ何を信じれば良いのっていうことになりますが、当時も今も私はこれがもし虚構ならそれはそれでいいんじゃないかと思っています
重要なのはこれが何者かに操作されているのかという真実よりも、主観的に自由に思考・行動が出来ているかどうかでそれが出来ているのであれば良いのではないでしょうか
Trumanは途中で自分の行動が制限されている事に気付いたので、虚構の世界から脱出すべきであったしそれを成し得ました
気付かなければあの人生を受け容れて死ぬまで檻の中でしたが、それはそれで彼にとっての真実だったのなら良いのではないかと思います
エンターテインメイトは可能性が無限大だからこそ倫理的、道徳的な線引きは重要ですよね
一方でTruman showのディレクターのエンターテインメイトを追求する姿勢や
自分の社会に対して考えることを作品にアウトプットして、実際に大規模なロングラン番組を成功させているところはエンターテイナーとしてはプロフェッショナルで
彼の作品にかける熱量やパッションは、モノを作る人の目指すべき像みたいなのをよく表しているなと思いました
とても好きなタイプの映画でした〜