タモリ:かの有名な映画監督、アルフレッド・ヒッチコックはこう言いました。
「映画とは、退屈な部分がカットされた人生である。」
自分の選択から起こりうる退屈や危険があってこそ、
自分のオリジナルの「作品」が作られていきます。
しかしその「作品」が、
他人に作られたものだとしたらどうでしょう。
不安も絶望もカットされた、安全に作られた人生。
私のいるこの世界は奇妙なことばかり起こるので、
安全に作られた他人の「作品」の方が
私はいい気がしますがね。
おやおや、この男もまた、
安全で奇妙な「人生」に
閉じ込められてしまったようです。