適当に選んで観たからあらすじさえ知らなかったけど、めちゃくちゃ面白かった。
誰もが1回は「私が生きているこの世界は本当に、本当の意味で現実なのか」って考えたことあると思うんだけど、それをしっかり、現実的に描いてる。
世界の化けの皮が剥がれていく時、隠されていたボロにトゥルーマンが気づき始めたところは滑稽なんだけど凄く恐ろしい。
ずっと一緒にいた親友も、妻さえもただセリフを読み上げているだけ。産まれる前から24時間365日監視されて、太陽や月すらただの照明、舞台セットで、そこで自分ひとりが消費されているって。自分がもしそうだったら気が狂いそう。
最後はハッピーエンド!って思ったけど、よく考えれば最後まで楽しく消費されていたなって。すごく鳥肌たった。
画面がずっと明るいからパッと見そんなことないけど、すごい重い…