しげのび

キャリーのしげのびのレビュー・感想・評価

キャリー(1976年製作の映画)
3.7
「ラストナイトインソーホー」に向けてエドガーライトが影響を受けた作品の一つということで鑑賞。
恨みも、嘲笑も、全て恐怖に変えて焼き尽くす…
内向的な性格からいじめの対象にされるキャリー。そんな中男の子から高校生活最後のダンスパーティに誘われる。笑いものにされると阻止する母親の反対を押し切り強行してしまう。結果は血塗れで帰宅し、風呂で洗い流すもののそれは母親の警告を無視したキャリーにとってのバプテスマそのものだった。罪を洗い流していたのだ。それを穢れた娘とは一体…。人々の善意が皮肉になってキャリーに返っていくのがなんとも悲しい。
「ラストナイトインソーホー」を楽しむ為にキャリーを鑑賞したが、キャリーを楽しむ為には「サイコ」を鑑賞しておいた方がいいかもしれない。
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