MitsuhiroTani

ポチの告白のMitsuhiroTaniのレビュー・感想・評価

ポチの告白(2006年製作の映画)
5.0
まあ、凄い三時間だった。派手なアクションや残虐なシーンが多い訳でもなく、名推理がある訳でもない。
ただ、一人の朴訥とした警察官が、腐敗した地方警察の網に絡みつかれ、ささやかな幸せを、奪われていく様を描いている。本作の凄さは不正の巧妙さにある。泥臭く泥臭く見せながら、洗練された手段でがんじがらめにする悪徳署長の手管には恐怖しかない。
そして、最後の主人公の告白が凄かった。よく、こんな作品が世に出たな。
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