たけぞう

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男のたけぞうのレビュー・感想・評価

2.6
観た後にすぐに監督を確認してしまいました。
何を伝えたかったか全く分からない、アメリカ兵の日本人が敬う気持ちも、日本兵が助かる命を犠牲にしてまで山に立て篭り続けたのかも。
唐沢寿明演じるヤクザみたいな彼はギャグ要素しかなく、真面目な戦争映画なら御法度なのでは?
挙げ句の果てには民間人たちが捕らえられている収容所に薬や食糧を、アメリカ兵にバレないようにこそこそと盗みに行く始末。本当のことだとしても緊張感ゼロ。

日本兵は第二次世界大戦中も剣を持っていた事実は知らなかった、自決の道具のためかとも思ったが、鉄不足で弾薬の生産が間に合わなかったのでしょうか。
この映画で出てくるバンザイ突撃に始まり、特攻隊や回天などアメリカ兵や現代の私たちには到底理解できない日本兵の心理状況を伝える映画なはずなのに。

また大尉の、霧が出てくるのを読んで敵を罠に誘い込んだり、水場を利用した爆破攻撃などの、彼がフォックスと呼ばれる理由となった作戦ってそんなに凄かったのか?という疑問が残ってしまった。戦後に生まれ、戦争の影響を直接に関わってない自分が言うのは失礼極まりないが。

テーマが戦争だと難しい、日本では尚更。
たけぞう

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