Ryan

秘密の花園のRyanのレビュー・感想・評価

秘密の花園(1993年製作の映画)
3.7
短編映画Joyeの監督が子役
マギースミスは最高


ストーリー
両親の死によってインドから英国へ戻って来た少女メアリーは、伯父の館へ引き取られる。だがそこは、妻を亡くした伯父の悲しみに満ちた場所だった。やがてメアリーは、長いあいだ閉ざされたままになっている庭園と、館の中のまだ会っていない人物の存在を知る……。


主演 ケイト・メイバリー
監督 アグニエシュカ・ホランド



バーネットの有名な児童文学を基に、フランシス・コッポラが製作総指揮を務めた。

美しい。
名前の通り期待を裏切らない美しい庭園。
見る者の心を掴む秘密の花園
まさにそれを体現していた。

映像はかなり美しい。
イングランドの映像美となかなか癖の強めな登場キャラクターたち。
序盤の展開にアラビアのロレンスかと思うくらい序盤と終盤は違う。
生意気で可愛くない主人公だが、ある秘密と秘密の花園によって変わりゆく子供心は一周回って良いなと思ってしまう。

余韻的に言うと見せすぎずあくまで部分的に見せた秘密の花園の美しが頭から離れない。
物語がどうこうではなく、映像として優れているから鮮明に覚えていられる。
まるで夢のようであり魔法のよう。
その裏にある登場キャラクターたちの暗い部分。
アンドリューノットは最近短編映画「Joye」も制作しましたね。日本でも知ってる人は多いのでは?
なかなか見事で印象に残る映画だった。
Ryan

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