えん

ラブリーボーンのえんのレビュー・感想・評価

ラブリーボーン(2009年製作の映画)
5.0
殺人犯に殺された14歳のスージーの視点で話が進んでいく映画なんだけど、まあこれがすごい良い。精神世界とか夢とか現実が入り混じったようなのが好きなので、スージーが存在している世界の描写とか、死んでしまったスージーの世界を支えている、現実のお父さんの心がひどく乱れてしまった時の、割れるボトルシップ、海。本当に良かった。

スージーが殺される前、殺人犯に捕まってしまうあたりなどのやりとりは、BAUが出てこないクリミナルマインドって感じの絶望感でとてもつらい。

多分これ終わり方で賛否両論あるんだろうけど、現実ってこんなもんなんだろうなって思い知らされて好きすぎて永遠に泣いてた。
スージーは穴の中で眠る。
えん

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