あかね

彼岸花のあかねのレビュー・感想・評価

彼岸花(1958年製作の映画)
4.2
これまた小津らしい作品。
120分、話的に単純だが見応えあり。
そんで懐かしい心になるんだよね。
自分はぎり昭和生まれだし
ぎり小さい頃はこちらの世界に近い!
楽しかったな〜

不意に映るビルのショットとか
かっこよすぎてノワール臭てか
タチさんとか不意に思い出してしまった。
ビクターTVとかのネオンとか
完全ビクターTVなんて知らんが
すごく惹きつけられるショット。

冒頭の昔の東京駅。
人の女みてはああだこうだいったり
おなじみの小津出演陣に
あの亭主はあの女房だから
絶対子供は全員男だな
とかしょーもない話がいい笑

いまじゃあんまみない詩吟とか
ふと同窓会で1人歌えば皆んな歌う
みたいなのが本当いい。

話は小津作品でよくある
娘が嫁にいく、父辛くて的なやつ。
今はあんまさすがに
お見合い聞かないけど
この時代の世話好き仲人さん
本当仕事はやい!!!
あんなで結婚やだろうに....

女優さん本当美しいよね...
今ない美しさ、強さもでてるよね。
自立してそうだし頭がなによりきれる!
頭よくて美人ってやっぱ最強よ。
3大女優がでた今作はまじおススメ。

相変わらず障子とか小物美美しいのと
シーンごとに流れる音楽が
オルゴールだったり温かみがある一本。
あかね

あかね