たけしゃん

ハート・ロッカーのたけしゃんのレビュー・感想・評価

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)
3.0
出来るだけ前情報をいれずにと思ったけど、女性監督だということとアカデミー賞受賞作品というのがマイナスに働いた。
という振りからしてあまり「面白くなかった」のが正直な感想。いや、「面白くない」ではなく「楽しくない」というべきか。戦場での描写は説得力のあるもの(戦場を経験想像できる最大限の描写)だけど…。その日常を積み重ねてリアリティを表現したい意図もわかる。でもドキュメンタリーでない娯楽作でこの寒々しさはなんだ?実は途中で苦しくなって深夜ということもあったが、中断して2夜分割して観た。反戦色はない、かといってカッコいい戦闘シーンもない。綿密な人間関係描写もない。しかし、砂漠での対峙シーンはなかなか良い。緊張感のあるいいシーンだった。攻殼SAC2ndGIGのサイトーと少佐との戦場での対峙とかプライベートライアンの市街戦シーンに匹敵すると思う。