Donguri5656

スキャンダルのDonguri5656のネタバレレビュー・内容・結末

スキャンダル(1976年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

レンブラントを思わせる光と陰に
満ちた映像が見もの。(なーんて
言ってみたかっただけ)

『マスターズ・オブ・ライト』を読んで
る流れで見てみたけど、まさに撮影
監督って「光の職人」と納得してしまう
ようなヴィットリオ・ストラーロの
映像が素晴らしくもクドイほど全編続く。

「ラストタンゴ・イン・パリ」と
「1900年」の間、
そして「地獄の黙示録」へ、という時に
撮ってるって、
バリバリの時ってことですよね!
(大作の間の息抜きで、
やりたい放題ってこと?)

徹底した映像のトーンが、ラストの
空襲による点滅に収斂された感じ。

ストーリーは、「チャタレー」ものと
いうか、下男とセレブの不倫ものに
いろいろなプレーが加わるが、

恋愛というより主従関係の逆転というか、
盲目的服従関係で、最後は娘まで提供して
の御奉仕プレイは、戦争というより
全体主義のアナノジーとも見える
けど、深読みし過ぎ?

みーんなソース顔の濃〜い感じで、
胃もたれ気味で、どうにも、
なかなかストーリーには
乗り切れない気持ちもあった。

「青い体験」も見るしかないか。
ラウラ・アントネッリならもっと
親しみやすいかな⁈
Donguri5656

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