かーな

髪結いの亭主のかーなのネタバレレビュー・内容・結末

髪結いの亭主(1990年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

幼い頃の夢と純粋な女性への好奇心、恋い慕う気持ちを持ったまま成長した男は、
理髪店の女性に出会った当日プロボーズする。

男の夢が現実になるような、こんなこと有り得るのだろうか…という夢物語でもあるのだけど、
なんだか憎めない人。

エキゾチックな音楽に合わせて踊り、
子どもの頃の夢そのままに、理髪師の妻の胸を揉んだりしている…

彼女は幸せなまま死ぬことを選ぶ。

残された彼は、彼女が死んだことをはっきり理解しているのか。
彼女が帰るのを待ってクロスワードを解き続ける。

閉店後の理髪店で、いろんなお酒を作って二人で楽しみ、そのまま朝を迎えるシーンが美しかった。
それにしても彼の目は年老いても澄んでいるなぁ。
かーな

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