このレビューはネタバレを含みます
幼い頃の夢と純粋な女性への好奇心、恋い慕う気持ちを持ったまま成長した男は、
理髪店の女性に出会った当日プロボーズする。
男の夢が現実になるような、こんなこと有り得るのだろうか…という夢物語でもあるのだけど、
なんだか憎めない人。
エキゾチックな音楽に合わせて踊り、
子どもの頃の夢そのままに、理髪師の妻の胸を揉んだりしている…
彼女は幸せなまま死ぬことを選ぶ。
残された彼は、彼女が死んだことをはっきり理解しているのか。
彼女が帰るのを待ってクロスワードを解き続ける。
閉店後の理髪店で、いろんなお酒を作って二人で楽しみ、そのまま朝を迎えるシーンが美しかった。
それにしても彼の目は年老いても澄んでいるなぁ。