あかりポンポコ丸

食べて、祈って、恋をしてのあかりポンポコ丸のネタバレレビュー・内容・結末

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

シンガポール行きの飛行機の中で

まさに、イタリアで食べて、インドで祈って、バリで恋をする映画だった。
恋(独占?)と調和の話はあの人にも響くかもしれない。

リズは人間関係の失敗で人生に疲れ果ててしまい、生活をリセットするために旅に。すごいこの気持ちがわかる。新しい場所で何かに驚きたい。
顔や心で微笑むだけではだめで、肝臓でも笑って。

祈る時は誰か一人愛する人の幸せを思い浮かべて。そしたら礼拝も苦ではなくなった。いつか世界全てを愛せるようになる。無理やり結婚させられる少女の反応もあって、このシーンが本当に泣いてしまった。

あと、ムカつくおじさん役の人の過去の告白シーンもリアルすぎて、自分と重なった。そういう時、えずいちゃうよね。


好きだった言葉
「以前持っていた食欲や生きる意欲が消えた。新しい場所で何かに驚きたいの」

「楽しむことに罪悪感を感じず、イタリア人のように人生を謳歌しなさい」
リズは“食”を楽しみ、友人との会話を楽しみ、今この瞬間を楽しむことを意識していきます。

「周囲に執着せぬこと。壊すことも大事。そこから新しい自分が生まれるのです」
寂しいから、で行動する自分でありたくない

「“服を選ぶように考えを選べ”。どっちも自分で選べる」
周りや他人をコントロールする前にまずは自分の心の中を整えるべきだ

「私を想う時は愛と光を私に送って。そして忘れて。悲しみは消えるわ」

「傷を癒してくれるものは信頼だ。だがつらい思いは努力したという証拠だ」

「愛のために調和を失うことは、調和のある生き方の一部なんだよ」

日常慣れ親しんだ家、または古い恨みなどの感情、そういうものを勇気を出して捨て去り自分探しの旅に出る。その旅の全ての出来事を大事なきっかけと受け止め、出会う全ての人を先生と考えるのだ。そして何より自分と向き合い、自分自身で難点と思う部分を受け入れれば、真実は必ず見えてくる。