matsu

ミラーズのmatsuのレビュー・感想・評価

ミラーズ(2008年製作の映画)
-
MCTT(#mctt)の1月のお題映画「ルイの9番目の人生」と同じ監督作品、2作目。色々なサイトの評価はあまり高くないみたいだけど、僕は面白かった。僕はこの監督との相性が良いようだ。かなり好き。

ホーンズと続けてみることにより、この監督の作家性が少し見えた気がする。
・主人公はこの世ではない力に支配される点
・そしてその理由は誰も分からないし、説明もない点
・最初は自分だけがその現象に気づくor悩まされる(志村後ろ後ろ的な)点
・この世のものではない力は宗教をモチーフにしている点
・火事や、人が燃えるシーンがある点

などシーンや主人公が置かれる境遇に非常に多くの類似点が見られた。
ストーリーとしても、パートナーや家族を愛する男が、この世の物ではない力に支配され、家族を守るために戦う。しかし周りはその状況を理解してくれずヤキモキする。
そして身体欠損、破壊、火傷の描写が両作品で散見される。
本作ではキーファーサザーランドが主人公であるため、ホーンズとは異なりかなりアクション寄りになっている。
「24」のホラー版のような感じ。

ホーンズもそうだけど、宗教的な観点から考えると色々な意味が隠されているような気がする。その点をもっと掘り下げて考えてみたい。
matsu

matsu