shinichiro

現金に手を出すなのshinichiroのレビュー・感想・評価

現金に手を出すな(1954年製作の映画)
4.1
◎ 強烈に哀愁感が漂う作品だった!
新聞を賑わした強奪された金塊をめぐるギャングの抗争
キャバレーの女性に2人の男が入れ込むことで話が動き出す。
ジャン・ギャバン演じるマックスが激渋カッコよかった。色んなタイプの女性からもリスペクトされる。
不誠実なものには容赦なく平手打ち。
相棒のリトンは足を引っ張りながら最後まで忠実だった。
金塊を叔父に現金に引き換えるよう依頼する場面も好きだ!
影の使い方が秀逸。なかでもマックスがジャンヌ・モロー演じるジュジュに真実を打ち明けるように迫る場面。
何度も登場するジュークボックスから流れる枯葉のような音楽が哀愁感を醸し出す、最後まで。
YMOのSSSのジャケ写みたいな場面が冒頭一瞬映ってきた!
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