ジャン・ギャバンの渋み。
しかし、渋いだけじゃない。
はっきり言って色男ではないのに、何なんだ…
この色気は。
そんなダンディなオヤジが見せる
歯磨き、パジャマ、ラスク…
妙な可愛らしさまであるんだからたまらん。
内容は、これぞフランスらしいノワール映画。
ヘッポコだが憎めない相棒リトン。
敵役のリノ・ヴァンチュラ。
魅力のある脇役に加え
若かりしジャンヌ・モローのフレッシュな美貌。
他の女優さんもみんなお綺麗です。
無駄なシーンが多いようで、そこが味わい深い摩訶不思議さ。
そのうえ、96分にまとまってるとは…
初のジャック・ベッケル。
すごい監督さんですね。