まみたす

星守る犬のまみたすのレビュー・感想・評価

星守る犬(2011年製作の映画)
2.6
モヤモヤする作品(私はね)。
テーマは良いのかもしれぬ。
自分の殻に閉じ籠らず勇気をもって人を愛していこう、愛犬たちみたいに!みたいなことかなとは思った。それはええよ。ワンコたちはすべからず良かったわ。
問題は人間やなぁ。
内容は、キャンプ場で中年男性(西田敏行)と犬の死体が発見され、市役所職員の奥津さん(玉山鉄二)が、亡くなった男性の辿った道を車で旅する話。東京で虐待されててアイドル目指して家出てきた少女と会い一緒に旅をしながら、自分を振り返っていくという感じのもの。



色々思うことがあった。
以下、ネタバレあり。
子ども案件。
中年男性(西田敏行)がハッピー(秋田犬)と車で旅してて、被虐待少年と会い、世話してあげるシーン。少年に『事情あるみたいやけど、警察や児童相談所に行くこともできるぞ』と語ってて、うん、どうする?って子どもに決めさせるなよ、早よつれていってくれと思った←気になってしまうよね😔
家出少女『帰ったら殴られるけどもう少し踏ん張ってみる』に奥津さん『うん、帰ろう』と笑顔。いや
自分、市役所職員やろ?帰ろうやあらへんで、対応したれよって思いました←気になんのよ😞

ワンコ案件
なんか、人間と犬の絆を描いたのかもしれないけど、人間の身勝手さを感じずにはいられず。
西田敏行は、途中で親切なレストランオーナー(三浦友和)にハッピーを渡して去ろうとするんやが、ハッピーも鳴くし西田敏行も離れられず連れていく。そこは、心を鬼にして置いていってほしかったなぁと。ハッピーは飼い主の傍から離れず幸せだった的な解釈やけど、そうかもしれんけど、結局人が先に死んで、そのあとのハッピーめっちゃ可哀想やったやん😭と思ってしまいました。
そして極めつけが最後。犬が箱にいれて道端に捨てられてて奥津さんが見つけて拾う。いや、箱に入れて犬を捨てるって、いつの時代やねん。
と思いました。

以上。ぼやきレビューになりました(笑)ただ、ワンコの飼い主への思いはすごいと感じさせられました。そこだけは🙌。