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デッドボールのYSKのレビュー・感想・評価

デッドボール(2011年製作の映画)
2.3
山口監督と画太郎作品ですから安定して不安定ですし、当然のように酷いです

この作品で行われているのは野球ではなく野球道具を用いた殺試合ですし、そもそもストーリーなぞあってないようなものなのでそこに突っ込むのは野暮というもの
むしろ対戦した聖ブラックダリア学園の選手たちのエロい雰囲気や、山寺宏一のあまりにあんまりな実況、堂々と描かれるナチスの存在、突然現れていいところを持っていった某総書記など見どころもばっちりです

ただ、今までは薄々としか感じていませんでしたが、私がどうも坂口拓と相性がよくない
あの熱さや演技力がね、あんまり肌にあわないのが残念でなりません
そして何よりメガネっ子かつ僕っ子属性をまとった星野真里がね、どうも違うんですよ
『感染』であったり『怪談新耳袋』に出ていた彼女の幸の薄そうな佇まいがこの作品では全く見られなかったことが何より残念です
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