人誘われて着いて行く、形で
初めて真(まこと)の時代劇を
スクリーンで観た。
言葉の意味や
会話のスピード
役柄の設定など
知識の薄い自分でもわかるかなぁ…と
若干の不安を抱えながらも
その分初体験へのワクワクを持って
臨んだのだけど、、
想像以上に画だけでも理解できて、
表情やカメラワーク
重要なワンショットなんかに
細部まで施された意思(意図)が
通っていた。。
洗練された時代劇って面白いんだな。。
そして、題にもある『紙風船』の使用が
とても秀逸で美しく、
奥行きを感じられる映像と街並みに魅了され、
段々と組み取れてくる登場人物達の意味や感情に
途中からは何度も切なさを感じた。
どうしようもない苦しさと
時たま訪れる喜びや快楽に
生きるという営みそのものが生み出す
人間特有の情、人情を深く噛み締めた。
あとさ、、足元のショットが全部絵画なのよ。美しみ。