隣の部屋にひょいと逃げ込む軽やかな演出が、後半の暗闇のなかの掛け合いの演出に変化し生かされる!ぽろっと画面中央でなく闇の黒に紛れ込む形で落ちた髪飾りを下駄で踏むが、それは想像してたよりあっさりとした…
>>続きを読む話してるとこノリ軽くておもろ笑
てかなんかかわいい笑
全員小悪党なんかい!笑
とか思ってたらとんでもない着地をした
まあそんな上手いこといくわけないよな
前半はなんかわちゃわちゃしてたけど
終盤…
老いた侍の首つり自殺で始まる本作は、最初からどんよりとした空気に包まれている。であるにもかかわらず、終盤までそうと感じさせないのは長屋に暮らす庶民たちの活力がそれをカバーしているからだ。けれども、…
>>続きを読む山中貞雄版「どん底」(ゴーリキー)、長屋のどん底感の中、それ故の陽気さ逞しさがある。
海野又十郎のずぶ濡れのまま立ち尽くす無惨さ。
又十郎の妻おたきの矜持。
その夫婦の末路の絶望と哀れさ。
髪結い…
雨の降りしきるなかで佇む1人の浪人
風でコロコロと転がる紙風船
どうにも八方塞がりな世の中で
一方ではあっけらかんと
一方では深刻すぎるぐらいに
それぞれがそれぞれの温度差で向き合っている
死…
シンボリックな小道具、テンポ、構図、ごちゃまぜの喜劇と悲劇、爆発的な登場人物などとても面白い。
夭折した山中貞雄監督(現在観られる3作品)と現韓国映画の鬼才ポン・ジュノ監督の作品(韓国作品のみ)は同…
そうか。今夜は縁日だったなぁ。
雨が降らなきゃいいが…。
【感想】
小津や黒澤、溝口ら50年代を代表する巨匠の前にはこんな素晴らしい映画があったんだなぁ。
首を吊る老武士、貧乏長屋、先行きの見えな…
©1937 TOHO CO.,LTD.