tookーo

映画に愛をこめて アメリカの夜のtookーoのレビュー・感想・評価

5.0
映画は映画館でしか観る事が出来なかった当時、学校帰り走ってリバイバル劇場に行った作品。
業界内や映画好きの間で評判が良かった作品。
私は、ただJ .ビセットさんがみたい一心で劇場へ…
当時高校生の私には、アクション作品の様な刺激も無くピンっと来るものが無かったが、後に何度か観るに辺り私の中での咀嚼具合が変わって来た❗
映画撮影現場に集まった人々の悲喜こもごもが、クランクアップ迄の間で展開する。
映画撮影現場として話は進むが、60を過ぎ今思うに、誰もが人生の中幾度と無く繰り返される仕事や仲間との何らかの「一緒に成し遂げ…」の、様な有る意味「蜜月」的な「事」を思わせている様に思うに。
もう戻る事の無いあの、想いや、勢い、
作品は、鮮やかに、軽やかに時を展開させ、ジョリュジュ・ドリュの音楽が鮮やかでちょっぴり寂しさを含んだスコアが更に素敵な余韻を演出‼️ 作品を印象付けてくれる。
此のあらゆるものが移ろい行く世に、人生を進む中、更に鮮やかさを増して行くこの作品は人が創った素敵なモノの一つではないかと、私は思う。
Mi piace moltissimo.
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