2024/15
完璧な作品。
対照的な2人の女性どちらの生き方も不器用だけど自分の芯を持っててカッコよかった。
女を武器に生きる球磨子。
頭を武器に生きる佐原律子。
悪女と言われる球磨子の旦那の葬儀で球磨子は泣けずに吐き気を催す演技しかしないの、本当に自分の心に素直にしか動けないんだなと思った。
ラストあたりで佐原律子の白スーツに真っ赤なワインをかける球磨子とそれに一ミリの動揺もみせない佐原律子どちらも良過ぎてこんなかっこいい女になりたい…って思ってしまった。
汽車に乗ってどこか遠くでまた男を惑わす球磨子が煙草を最後に吸うシーンも痺れた…。
原作も大好きだけど映画も良過ぎた。
「私はね、どんな悪くたって、みっともなくたってね、人なんてかまってらんないのよ。」