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ポネットのerryのレビュー・感想・評価

ポネット(1996年製作の映画)
3.8
とにかくポネット役のヴィクトワールティヴィソルがすごい
当時4歳でジャックドワイヨンに見出されて映画出演。演技がとても自然で、特に泣くシーンにはとても心を揺さぶられた。
当時、ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞。

死がまだ理解できない少女が母と再会するために奮闘してる姿は切なく、やるせない。大人は理解させようと少しきつい言葉をかけるが、学校で出会う友達たちとポネットがママと会えるように”特訓”する姿は純粋で愛らしい。

ポネットはとっても可愛らしい子供で、特に友達達と木鬼ごっこをしてる時にタッチされて木になってる姿がとてもかわいかった。

映画からわかるフランスの文化について↓
ベッドに靴で上がるのがすごい笑遊ぶときも相手の足が顔の近くにあっても気にしてなくて、あんまり靴が汚いという概念がない?

また、みんな小さいけど1人で寝たり自分のことを自分でやっていて、やはり海外は子供の独立が早いと改めて感じた。
相手が誰だろうとキスがとにかく多い。家族でも口でキスするんだ〜〜ってかんじだった。

宗教の話で、ポネットのいとこが、「宗教は二つあるの。一つはカトリック、もう一つはユダヤ教。」「彼女なら神様のことやイエス様のことは全部知ってるわ。彼女、ユダヤ人だから。イエス様もユダヤ人だもの。」というようなセリフがあった。
イエスが何人とか気にしたことなかったし、神様とイエスが別物として意識したこともなかったので、はっとさせられた。(もちろんイエスが神の子というのは知ってましたが。)
またユダヤ人への知識とか他宗教との関係性などが学べた。

ポネット役の女優さんの現在を調べて見ましたが、今は映画に出てないよう。学業に専念してるといううわさも。
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