真っ直ぐ続く一本道と砂っぽい荒涼とした大地と一台の車。アメリカの美しさが詰まった、これぞアメリカンロードムービー といった作品。
暴行を受けて、勢いで人殺しをしてしまった女性2人の逃避行。
途中途中で罪を重ね、どんどん絶望的な状況に陥っていくけれども、2人にとってこれは理不尽な世間との戦いであり、そしてほんとうの自分でいるための最高の旅でした。
アメリカンニューシネマ感があって単純なハッピーエンドでは終わらないけれども、女性解放の象徴のように、何にも屈することなく前へ進み続ける2人の姿が清々しく、素晴らしい作品でした。