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きみに読む物語のbikkuboyのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
3.9
感動

スーパー純愛で泣けてきた。。。
よくある身分の違いで恋愛が成就しない系の話で
最初不安だったけど
テンポもよく、設定もよかった。

ただいろんな登場人物の立場で考えてしまって
全員が幸せって難しいなと思った。

例えば、
結婚を反対をしている両親からすると
今まで名家で育ち、一族を築いてきたので
持ち合わせている幸せの定義は主人公と一生合うことはない
また大事な娘へもその幸せの定義を押し付けてしまうが
その意向もしょうがないし娘への深い愛がゆえ

そして婚約者
初恋の相手と出会って心が揺れてしまっているアリーに言った言葉
「彼を撃ち殺すか、ぶん殴るか、君と別れるか」
「どの道きみを失ってしまう」
「なのに愛している」
「ぼくだけのきみでいてほしい」
「必死に婚約者の気を引きたくない」
すごいわかるし大人な対応だなと
この人からしたら絶対的な婚約者であるアリーで
もう幸せの真っ只中で
初恋の相手とか知らねえよって感じ
この立場が一番かわいそう

アリーと主人公ノアは
時代背景もあるけども
本当にお互い思い合ってたのなら
もっと無理やり会いに行ってもよかったくね?と思ったが
手紙事件もあればお互い諦めるのはそのときは英断だったのかも

終盤15分本当に引き込まれて
最後の終わり方も秀逸だった
良作
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