GODZILLASAURUS

サイレントヒルのGODZILLASAURUSのレビュー・感想・評価

サイレントヒル(2006年製作の映画)
2.5
「主人公の性格が曖昧」

原作ゲームはやっていない。
クリーチャーやモンスター好きなので期待値は割と高めで鑑賞。
2006年の作品であるが、クリーチャーのCGが結構しょぼいのが残念だった。デザインが良いだけに、もう少し力を入れてほしかった。
ちょいちょいあるグロ描写はそこそこ見応えあり。
灰が降るサイレントヒルの街の情景は、雰囲気がすごく出ていて本作の見どころである。

序盤からどうも馴染めなかったのが、主人公の性格。ヒステリー気味かと思えば、勇敢、かと思えばすぐに弱音を吐くほど弱い、と思えば警官に上から目線でガンガンいく。主人公の性格の性格を明確に固めずに製作したのか?と心配になる程。終盤は性格が散らからずに安定してきたのでひとまず安心した。

娘とそれに関連した謎解きに関しては、結局謎の根源から直接語られる。サイドストーリー的に父親が公文書館をあたったり、養護施設を訪問したりするが、そちらでは謎をほとんど解明できず。サイドで謎がある程度解けるなら意味があるが、何もわからずじまいなら必要あったのだろうか? 父親の見せ場が全くなくなるから、仕方のない蛇足的なものかも。

物語自体は、欧米でよくある魔女狩りと関連したもので、目新しさはない。
過去からの復讐、憎悪、復讐、憎悪の連鎖を断ち切れないお話。
聖書がわかるともっと楽しめるのかもしれない。
主人公が悪魔に心を売ったので、バッドエンドかな? 星2.5
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