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ニューヨーク1997のmgcのネタバレレビュー・内容・結末

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジョンカーペンターの反骨心丸出し映画シリーズ!
何と言っても素晴らしいのが特撮。なんと箱にテープを貼って暗視レーダーの画面を作っている!!涙ぐましい低予算映画の努力!


1997年のアメリカ。独裁政権下。
NYはマンハッタン島ごと刑務所になっていて、政府にとって都合の悪い奴はそこに全部ぶち込まれていた。(死刑か島流か選べる。優しいですね。)

島の中の自治はそこで勝手にしやがれってなっているので、ギャングが斡旋してめっちゃ治安悪いんです。

ある時ハイジャックされた大統領機がNYに墜落。大統領と、24時間後に報告するはずだった核エネルギーの機密報告テープがNYを牛耳るギャング「デューク」によって人質に取られてしまう。

それを奪還するために送り込まれたのは、反体制行為をして捕まった英雄・スネークプリスキン。首に24時間後に爆発する爆弾を埋め込まれて放り出された。

島をよく知るタクシーの運ちゃんや、デュークの部下として働く旧友、その愛人と出会って「一緒に島を脱出する」とスレスレの駆け引きをして大統領を探し回る。

銃がないのでギャング達はボウガンを開発したりしている。
デュークに捕まってバトルロイヤルをやらされたりする。面白い。

無事大統領と機密テープを確保して脱出しようとするも、デュークが追いかけてくる。地雷まみれの道を通り、タクシーの運ちゃんが死亡。唯一地雷の位置を知っているはずだった旧友が凡ミスし死亡。
旧友の愛人は命よりプライドをかけて、スネークに渡されたハンドガンで(ここ最高にカタルシス)デュークに立ち向かい死亡。

大統領は自分を最優先にして助かろうとしたり、デュークを死体撃ちしたり、最悪。スケークも無事脱出に成功し、テープを引き渡す。

その場で開始された大統領の全世界に向けた演説。しかしそこで流された機密テープは、タクシーの運ちゃんが聞いていた良き時代のアメリカンミュージックにすり替えられていた。スネーク、カッケー!

「プリスキンと呼べ!」
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