このレビューはネタバレを含みます
万人の幸せのためには小さい犠牲は必要なのか?
キノはドームの中にあり、文明が発達している国に滞在することに。
そこで特効薬がない病気を患った少女と出会う。少女はドームの外の男の子と文通をしており、それが彼女の生きる希望だ。
少女はキノに鳥のブローチを託し、キノはそのブローチを渡すべく再びドームの外に向かう。
同じ国なのに安全で快適な暮らしが保障されているドームの中と荒野が広がった外の世界。対称的な世界観で外の世界の実情は全くのデタラメ。
最後に郵便配達員からの手紙が届くから銃はお互いに撃たなかったのだろう。
真実が明らかにされた時、彼女はなんと言うのだろうか。