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サガン -悲しみよ こんにちは-のkiriのレビュー・感想・評価

3.1

2016.3.16 Amazonプライムビデオ

うーん、ザ・フランス映画。
哀愁とか面倒臭さ、言い訳がましさ。

一応フランス文学部なので、サガンに対する知識はそこそこ。彼女の作品も数本読んだ。彼女の新潮の訳者は凄く良いのでオススメです。

確か、学部の先輩とかに勧められたサガンの一生の話。多分2004年に彼女が亡くなったことを契機にして作られたものだろうけど、はっきり言ってサガンが浮かばれないと思う。
第一『かなしみよ こんにちは』は処女作であって、偶々彼女の一生に悲哀を感じたからと言ってこじつけて良いものではないだろ。

作中でも何度か言う「喧嘩が嫌い」「金の話が嫌い」などと言っているのに、ネガティヴなシーンが多いし、ビジネス映画な感じが凄くする。

オマージュであるならば、作者へ敬意を。

2016年53本目
劇場以外43本目
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