アンタレス

サウンド・オブ・ミュージックのアンタレスのレビュー・感想・評価

3.8
修道女マリア(ジュリー・アンドリュース)は、オーストリア海軍の退役軍人、ゲオルク・フォン・トラップの子供達7人の家庭教師をするため、トラップ邸を訪れる。厳しくしつけられている子供達だが、本来は活発でイタズラ好きな性格であり、マリアにもカエルを使ったイタズラを試みる。
子供達と仲良くなったマリアは、遊び着を作り子供達を外へ遊びに連れ出すが、ゲオルクはそれに憤慨し、マリアに解雇を通告した。

前半は、子供達がマリアと仲良くなり、歌を通して厳しすぎた父との関係を良化させていくストーリーである。後半は、ドイツのオーストリア併合の影響によりスイスへの亡命を決断したトラップ一家とマリアの逃避行を描いている。
前半と後半で場面が大きく変化するが、タイトル通り、歌を上手く使ってスムーズな場面転換に成功しているように感じた。
歴史的背景と、実在のトラップ少佐について知って鑑賞するとより楽しめる作品だと思う。
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