人を思う行動から笑顔が生まれて、笑顔がその人を救う。
とてもシンプルなことだけど、その大切さを改めて感じた作品。
社会はどんどん便利になっていて、人ができることの領域も限りなく増えたけれど、目の前の誰かを思って、幸せを分け与えるための行動ができている人ってどのくらいいるのだろうと感じさせられた。
また個人的な話だが、本作を見て自分が幼い頃先天的な視覚障害のため日々病院に通院していた時に出会った先生を思い出した。幼かった私のために、視力検査の`C`を大きなレコード（？）で作ってくれて、車のハンドルみたいに楽しく検査ができるように工夫してくれたり、毎日つけなくてはいけない片目眼帯に私の好きな模様や柄を週替わりでつけて、幼稚園でいじめられないように、出来るだけ楽しくつけられるように工夫してくれた。小さな工夫で救われる人がいる。システム化されゆく社会だけど、私も相手を思いやる気持ちと、伴った行動ができる人になりたいと切に思いました。
