ちゃむ

女の座のちゃむのレビュー・感想・評価

女の座(1962年製作の映画)
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どんな遺伝子で出来た家族だよってくらい出るわ出るわの豪華俳優陣の顔ぶれを見ているだけでゆかいになりつつも、入り組んだ家族構成を把握するのが大変でこんがらがってくる。三益愛子が杉村春子の娘っておかしいよ!幾つで産んだんだ春子は...三橋達也と淡路恵子の図々しい居座り夫婦が笑わせてくれるし、ラーメン勝手に作り出す夏木陽介もおかしいしかなりコメディ要素が強い。既視感あると思っていたら「乱れる」「東京物語」を彷彿させるところもある

電報に打つ言葉を少しでも短くしようとしたり、株価が昨日より3円下がったことを話すとかケチくさくて細かい金回りエピソードが嗚呼、成瀬巳喜男って嬉しくなる

デコちゃんが街を歩いている時に千葉泰樹「二人の息子」のポスターが貼ってあってニヤリとしてしまう。デコちゃんの息子役の大沢健三郎、モンキーズのミッキーに似てるって前から思ってたと一緒に見た友人が言っていたけど確かにそっくり!成瀬映画の名子役イズミッキー!
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