このレビューはネタバレを含みます
何にも考えずにギャグに笑い、音楽を楽しめるロックミュージカル映画。なんといっても脇を固めるキャストが素晴らしい。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズのキレッキレダンス(44歳!)やアレック・ボールドウィンのゲイシーンも最高だが、なんといってもトム・クルーズの怪演が光る。
姿を見ればファンは失神し、触れただけでどんな女も淫乱ビッチと化すカリスマセックスシンボル役の存在感が半端無い。
こんな濃いメンツに囲まれたら主役の若手二人の印象が薄くなってしまうのはしょうがないか。
ドラマ自体もよくある話で安っぽい作りだし、頑張ってる感や才能のきらめきが全然伝わってこないので、正直二人がどうなろうがどーでもよくなってしまっている。。。
ミュージカルシーンも悪くはないけど「レ・ミゼラブル」を観た後だとあきらかな口パクは興ざめするかも。
典型的なハリウッド・エンディングが嫌いじゃなければ楽しめると思う。