うめ

クリムゾン・リバーのうめのレビュー・感想・評価

クリムゾン・リバー(2000年製作の映画)
3.3
 ハリウッドの派手だけど、重厚なバディものを作ろうとしたのかな?と観ていて感じた。大きな組織と化している大学、次々に殺される大学関係者、登場人物の中で紅一点の大学研究員…絶対何かある!と思う要素が冒頭から満載である。
 またジャン・レノとヴァンサン・カッセルがタッグを組み協力して解決していくのかと思いきや、二人が接点を持つまでにかなり時間がかかっていたし、いざ共に捜査!となっても、ニーマンス警視(ジャン・レノ)は尊敬される立場らしく、助け合いながら…という展開でもない…。
 あとは急にアクションが入るし、結末は途中で読めるし、事件の裏に隠された真実はちょっと安っぽい(私はちょっと腹が立ったくらいだった)、ラストの展開はもう思わず笑ってしまった(笑)
 こういう設定なら、もう少し丁寧に作り込んで魅せるべきでは?と思ってしまった。
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