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今年の恋のchiyoのレビュー・感想・評価

今年の恋(1962年製作の映画)
3.5
2021/6/5
それぞれの弟の兄と姉として出会った、吉田輝雄演じる正と岡田茉莉子演じる美加子。ちょっと頭が固いところはあるものの、岡田茉莉子がとにかく可愛い!自身の両親は勿論、正に対しても遠慮のない物言いで、小気味の好いやり取りが面白い。そして、正の弟を演じる田村正和。初めて見る若い頃の姿が新鮮で、東山千栄子演じる婆やへの暴言がなかなか辛辣。が、婆やも負けず劣らずで、しっかり減らず口をたたいているから笑ってしまう。特に、「うるさい!」と一喝するシーンが大好き。そんな感じでメインの人物がわちゃわちゃしている反面、保護者たちは緩くてまったり、その緩急の付け方がお見事。中でも、美加子の両親演じる三遊亭円遊と浪花千栄子のやり取りに、ついついほのぼのしてしまう。ザ・60年代ラブコメ。
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