あだち

続・激突!/カージャックのあだちのレビュー・感想・評価

続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)
3.8
アメリカンニューシネマ、スピルバーグもやってたんだ。
大林宣彦監督がどこかのインタビューでマイベストスピルバーグ作品に上げてた気がする。

逃走夫婦の夫が「宇宙戦争」序盤のトムクルーズに見えてきたり、(ゴールディホーンのバックシートでずっとうるさい感じはめっちゃダコタファニング笑)「フック」とか「A.I」でも見られる家族の問題に対して「えぇ...無理だよ...」と内心思いながらも嫁と子供の手前、形だけ頑張ろうとする弱い父親像とか、後のスピルバーグ作品のエッセンスがかなり感じ取れる。(シンドラーもある意味そうかも)あと窓の演出。

でもやっぱりゴールディホーンが凄かった。他にそれらしきものに出てる感じはないけど、もうまるきっりニューシネマ顔だよね。なんというかスーザン・ジョージとかのあの感じ。
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