日向日向

世界大戦争の日向日向のレビュー・感想・評価

世界大戦争(1961年製作の映画)
3.9
書こう、と思って忘れてしまっていたシリーズ第二弾。
京都みなみ会館にて行われた特撮オールナイト三作品目です。

戦争勃発の危機→直前でそれを回避、を繰り返し、その都度規模を大きくしていくようなストーリー展開で、先にあげさせてもらった東京湾炎上に比べたらストーリーにドラマ性が薄くなっている。なんというか、単調になりがちなのです。
しかし、それでも戦争への恐怖、核がもたらす災厄をビシッと描けており、非常に観ていて怖くなってきました。
また、今はかなりタイムリーな話題でもあるため、どんな映画よりもリアリティがありました。
終盤の主人公である茂吉の力一杯の怒りの叫びは非常に心打たれ、今もなお心の奥に残っています。

今だからこそ視聴して、この映画において監督が伝えたかったメッセージを受け継いで行くべきだと思いました。
日向日向

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