やっぱりカルカン

シコふんじゃった。のやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

シコふんじゃった。(1991年製作の映画)
3.7
2021年7月22日放送、NHK_BSプレミアムシネマの録画を視聴。
一言でいうと「かわいらしい」映画だった。タイトルと主な出演者だけ知っていてスポ根系だと思っていたらクスッと笑えるコメディで、見終わった後ほっこりとした気持ちになった。

1992年公開の本作。
2022年現在でなんと30年も前の映画!
小ネタやファッションは古いけど映画全体で見るとそんなに古さを感じず、今見ても充分面白い映画だった。
何と言ってもみんな若い!!
ちなみに部員たちの撮影当時の年齢は
本木雅弘 26歳
竹中直人35歳
田口浩正 24歳
宝井誠明 16歳
ロバート・ホフマン 21歳
ざっと調べただけなので1歳ぐらい差があったらごめんなさい。なお1991年に撮影したものとして計算しています。

美人マネージャーの夏子は最初、穴山さんの事が好きなのかな?と思ったけどそういうことではなかった。相撲にこだわる理由は彼女曰く「(穴山さんが)寂しそうだからかもしれない」「勘違いしないでね」「穴山さんは本当に相撲が好きなの」(略)「私本当の相撲が見たい」との事。
夏子がOB会にタンカ切ったところ、カッコよかった(その後「生徒に謝ってください」と言い切った穴山もカッコよかった)
春雄役は最初「きっとお芝居の経験が浅い方なんだなぁ…」と思っていたが、棒読みがだんだん癖になってきてテレビにインタビューされてるところなんかつい笑ってしまった。

まわしについてずっと気になってた点
・洗う時どうする?
・自分専用なの?
についてこの映画で思いがけなく謎が解けたのでスッキリした(笑)
モックンが中々いい体。足もすらっと長くて目の保養になる。この映画で一番グッとくるシーンで活躍する「正子」役の女性が気になったので検索してみたところ、オーディションで受かった一般の方らしい。彼女のガッツには感動した!
なんとなく最初から「そうなる」予感はしてたけど、素晴らしかった。もう細かいツッコミなんて野暮なことは何も言えない。ここだけでも充分見る価値があった!
↓↓↓
引用開始
間宮正子役は一般からのオーディションで演者が選ばれました。「週刊明星」、「月刊明星」との合同企画で募集記事が掲載され、記事には「映画で本木雅弘と共演出来る」と銘打っていたましたが、ストーリーや役どころなど具体的な内容は一切記載されていませんでした。ただ「極度の肥満体型」「若い女性」のみが応募条件でした。
その梅本律子さんは、小学生時代に校内相撲大会女子の部で横綱になった経験を持つそうです。
引用終了
引用元
https://www.decobocom.com/entry/2021/04/24/083326

ちなみにテロップで
この映画には一部配慮すべき表現・用語が含まれていますが作品のオリジナリティーを尊重しそのままで放送します
と出ていたのは「オカマ野郎」「ニューハーフ」「カマ掘らせてやる」などといったセリフの数々だと思われる。

「ドライブウエイに春が来りゃ♪
イェイェイェ イェイイェイ
イェイェイェ イェイ♪」
チアリーディング部の女の子たちが踊って歌ってる曲が、耳に残って残って仕方がない。単なる映画音楽にしてはよくできていて、短時間で変に癖になって、心を掴まれてつい口ずさみたくなるような…頭の中全てを、これに支配されるような…
まだ最後まで見終わってないのに、我慢の限界が来てググってみると、巨匠小林亜星作詞作曲「レナウンの唄」(ワンサカ娘)との事で納得!!知らなかった!そのあとすぐにYouTubeで昔のCM動画を見まくった。
中盤の最後ら辺に出てくる相撲バージョンの替え歌、語呂がよくてかわいかったです。

自分用 歌詞
♪土俵だまりに春がくりゃ
はっけよいよい はっけよい
勝負だわらに夏がくりゃ
はっけよいよい よい
いいわ〜
キョーウリーツ
キョーリツ キョーリツ
キョーリツボーイが
オシャレでシックな
まわしをしめこみ
ドスコイドスコイ
ドスコイドスコイ
はっけよ〜い よいよ〜い♪

長くなりましたが
低刺激で優しい映画でした🎬