KMN

キングダム・オブ・ヘブンのKMNのレビュー・感想・評価

キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)
4.5
個人的にはリドリースコット最高傑作。

時代考証の精巧さによる美しい舞台と美しい画、BGM、SEはグラディエーターに引けをとらない。

配役の妙と怪演だけでなく、キリスト教徒もイスラム教徒も皆それぞれの正義を抱えて戦いに臨む姿、ボードゥアン四世のらい病の描写などに凄さがあると思う。

勧善懲悪でない、特定の価値観に重きを置いてない脚本。
映画としてはモヤモヤさせられマイナスかもしれないが、史実に近いし、考えさせられる事も多い。

ラストの展開は一転して映画的でカッコいい。
KMN

KMN