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ある愛の詩のTのネタバレレビュー・内容・結末

ある愛の詩(1970年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

昔視聴した記憶あるが定かで無い。
実際内容もうろ覚え。
曲だけが蘇る。

勉強にアイスホッケーに一生懸命な、でも喧嘩っ早く富豪の実父に反発し続ける大学生。ライアン・オニールがキュート。
音楽を学ぶ女子学生ジェニーは庶民的な家庭の娘で父とも仲良し。ちょっと素直になれないところもあるがやがて彼の誠実さに惹かれていく。
大富豪の息子である彼が家を出て、彼女はパリへの留学を諦めて結婚。
彼は苦労しながらロースクールを卒業、弁護士として2人の幸せな将来を夢見るが彼女は不治の病で僅かな命。
冬のシーンが多いせいか、何故か途中で「冬ソナ」を想い出した。ユン・ソクホ監督も見たかな〜

言われているように奥様はかなり健康的。
冒頭「ん?こんなにポッチャリしてたっけ!?あー、後半やつれてくから敢えての演出?」と思ったが、最期の病室でも顔色良くてまさかその時に亡くなったとは!
事情を知って駆けつけた彼の父に彼が言ったセリフを聞くまで確信が持てなかった(笑)

しかし、Xmas前のこの時期に見るには辛い、哀しい映画。BGMも畳み掛けてくる。
「分かってる、分かってるからそんなにリフレインしないで」と思ってても「タタタタタ〜♪」
彼の後ろ姿が切なく雪の美しさで涙が止まらない。

「愛とは決して後悔しないこと」そのままではあるが、この言葉の言わんとする事はまだ掴み切れてない気がする。次回は腑に落ちるだろうか。
お金を借りた時点で正直に伝えてはいけなかったのか。亡くなる前に息子が父の心情を思いやり、親子の和解があれば良かったが、何気にそれもやるせない気持ちにさせる。
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